福島県民必見ご自宅の雪対策!!
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目次
冬は家の雪対策が必要なのはどうして?
冬に雪対策が必要なのは、大雪が原因で家や物を壊したり、人を怪我させたりするおそれがあるからです。
たとえば、屋根に雪が積もると、雪の重みに屋根や駐車場のカーポートが押しつぶされ、落雪して車や家周辺の物が破損する可能性があります。
また、地上に落ちた雪も重みが増すと、ドアの開閉ができなくなり、家の中に閉じ込められてしまいます。
これらを防ぐために、豪雪地帯の場合は大雪に耐える住宅設計がされていることがほとんどですが、雪が少ない地域では屋根や家の雪対策が施されていないことも。そのため、豪雪地帯に限らず、どの地域でも大雪対策をすることは必要です。手遅れになる前に適切な対策を行いましょう。
大雪対策をしよう!家の場所ごとの対策方法と費用について
突然、雪が降り積もって焦らないように、あらかじめ可能な範囲で対策をしておきましょう。天気予報を確認したあとでは、間に合わないこともあります。万が一に備えて、早めに行動するのが大切です。
ここでは、家の場所ごとに大雪対策の方法を説明します。加えて、対策に必要な費用も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
屋根
家が三角屋根の場合は、落雪の危険性が高く、トラブルになりやすいです。屋根の上に積もった雪はかなりの重量があるため、積もった雪が落ちないように工夫が必要です。そこで、「雪止め金具」の設置が効果的です。
雪止め金具とは、屋根に積もった雪が落ちないように止める金具のこと。金具には、先付けタイプと後付けタイプがあるので、後付けを選びましょう。施工も簡単なため、大規模なリフォームは必要ありません。金具の種類は多く、屋根の形状に合わせて取り付けることが可能です。リフォーム会社と相談して、形状に合った金具を取り付けてもらいましょう。
他には、落雪させないために屋根の形状を「無落雪屋根」に変えるリフォームもあります。無落雪屋根にすることで、雪下ろしをせずに、屋根の上で自然と雪が溶けるのを待つだけで済みます。
雪止め金具の取り付けと無落雪屋根のリフォーム費用は下記になります。
・雪止め金具の設置 6~40万円
・無落雪屋根へのリフォーム 100~300万円
窓
窓に積もった雪が重たくなったり、屋根に積もった雪が窓に落ちたりすると、窓が割れてしまうことがあります。窓が割れてしまうと、ガラスの破片が怪我につながったり、家に冷気が侵入したりといった事態に悩まされます。
これらを予防するためにも二重窓の設置がおすすめです。二重窓にすることで、破損したあとのトラブルを防いだり、冷気の侵入を防いだりすることが期待できます。
二重窓が設置できない場合は、周囲に雪囲いパネルを設置しましょう。雪の吹き込みを防ぎ、窓周辺に雪の重みがかからなくなります。
窓のサイズに左右されますが、窓のリフォームの費用目安は下記です。
・二重窓へのリフォーム 5~12万円
・雪囲いパネルの設置 3.5~4.5万円
玄関
先述したとおり、玄関前に雪が積もると、扉が開かないことがあります。これを防ぐには玄関前に風除室(ふうじょしつ)を作るのもひとつです。
風除室とはサンルームのように、玄関の周りにガラス張りの設備を設置すること。玄関の周辺に設置するため、「雪が積もって扉が開かない」といったトラブルを予防できます。加えて、強風から守ってくれるので、寒さ対策にもつながります。
風除室の設置費用はサイズや構造にも左右されますが、費用目安は下記です。
・風除室の設置 10~50万円
駐車場
駐車場は耐久性の高い耐雪タイプのカーポートにリフォームしましょう。雪の重みでカーポートや車が押しつぶされるのを防ぐことができます。
カーポートの大きさや素材のグレートによって費用はさまざまですが、下記を参考にしてください。
・1台用15~30万円
・2~3台用 30~70万円
住宅周り
雪かきが負担になる場合は、住宅周りの雪対策が必要です。玄関前や駐車スペースの除雪作業にロードヒーティングや融雪槽を設置して、雪を溶かすと作業が簡単に済みます。
施工範囲によってさまざまですが、住宅周りのリフォームの費用は次を目安にしてください。
・ロードヒーティングの設置 43〜90万円
・融雪槽の設置 60〜130万円
家の大雪対策のポイント
ここまでは、思わぬ事態に備えるための対策を説明してきました。この項目からは、大雪が降ったあとの除雪作業のポイントを紹介します。
必要な道具は事前に揃えておく
大雪のあとは周辺の雪を除雪する必要があるので、事前に道具を用意しておきましょう。除雪に便利な道具を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
除雪用ショベル
スコップタイプのほか、雪を押すプッシャータイプ、雪を積んで運ぶのに適したダンプタイプなど、いくつかの種類があります。地域の降雪量にあわせて、使い勝手が良いものを選びましょう。
雪が少ない地域であれば、小回りが利いてコンパクトなスコップタイプがあれば十分です。
融解剤
融雪剤とは、塩化カルシウムを主成分とする、化学反応で雪や氷を解かす薬剤です。顆粒のほか、液状で市販されている商品もあります。
融雪剤は鉄製品や植物に悪影響を与えるリスクがあるため、使用する場所が限られます。使う場所や環境に適しているか、確認して選んでください。
凍結防止剤
凍結防止剤は凍結温度を下げて、雪が降っても路面を凍りにくくする薬剤です。雪かきの負担を軽減するだけでなく、凍結路面での転倒事故を防ぐ効果も期待できます。
融雪マット
融雪マットはゴムマットの内部にヒーター線を埋め込んだシートで、路面に敷いておくと熱を発して雪を溶かします。凍結しやすい玄関先や階段などに敷くと効果的です。
地域の積雪量に合わせて対策する
雪対策は、地域の積雪量に合わせて計画することが重要です。あまり雪が降らない地域であれば、大規模なリフォームではなく、小規模なリフォームで済ませるなど、調整をしましょう。
特に家の屋根やカーポートは、積雪量や雪質に合わせた対策が必要です。もしもの事態に備えて対策することは大切ですが、予算を決めて対策をしましょう。判断が難しい場合は、専門業者に相談して決めることをおすすめします。
まとめ
大雪は、いつ降るか予測がつきません。しっかり対策をしておかないと大事な家に被害がおよび、日常生活に支障をきたす可能性があります。必要性に応じてリフォームを検討すると良いでしょう。
また、大雪が降ったときの除雪作業が大変なら、プロの業者に依頼することもできます。負担を減らして、快適な冬生活を送りましょう。
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