屋根『カバー工法』について解説します!
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皆さん、こんにちは!
突然ですが、「カバー工法」という屋根の施工方法をご存じでしょうか?
一般的に屋根リフォームと言えば「屋根の塗装」や「屋根の葺き替え」を想像される方が多いかと思います。
しかし、ある程度築年数が経過し、劣化が進んでいる屋根や、既に雨漏りしている屋根は、塗装では解決出来ず、屋根の葺き替えとなり金額的にも負担が重くなってしまうケースが…。
価格を抑えた上で、少しでも長くメンテナンスフリーの屋根にしたい!という方に是非ご検討いただきたいのが屋根の「カバー工法」!
屋根塗装とも、屋根の葺き替えとも異なる、第三の方法があります。
今回は、カバー工法のメリットと決める上での注意点についてご紹介させていただきます。
屋根のカバー工法とは?
カバー工法とは、既存の古い屋根の上に防水シートを貼り、その上から新しい屋根材で覆う施工方法のことを言います。
これまでに複数回塗装を行った建物や、塗装では修復しきれない破損などがある屋根におすすめの工法です。
屋根材には主に「ガルバリウム鋼板」が用いられております。ガルバリウム鋼板はサビにも強く、雨や紫外線で傷みやすい屋根を守ってくれます。
カバー工法のメリット
次に、カバー工法のメリットを6点紹介します。
①屋根の抜本的改善が期待できる
一般的に塗装は約10~15年で塗り直しを推奨されております。
またカラーベスト内に使用されている防水シートの寿命は約25~30年と言われております。
塗装をすることにより美観性は保たれ、また防水性も上がりますが根本的な改善にはならず、
塗装してもすぐに雨漏りが発生する…というパターンもございます。
カバー工法を行う場合は、既存の屋根の上からまた新しい防水シートで屋根を覆い、
屋根材を重ねるので、雨漏り対策もより強化することができますし、
初めてのメンテナンス時にその屋根材を補修すれば、今後は屋根の雨漏れを心配する必要がなくなります。
②工事費用を安く抑えることができる
カバー工法は古い屋根材を取り除く必要がないため、撤去処分費用を削減でき、その分費用を抑えることができます。
使用する屋根材も、ガルバリウム鋼板など屋根材の中では比較的安価な製品で施工するため、
他の屋根材のリフォームよりも費用を抑えることができます。
築年数の長い、屋根塗装では対応しきれない建物の屋根のリフォームをご希望の方には、おすすめの工法です。
③長い目で見た時にお得!
塗装は約10~15年ほどで塗り替えのタイミングになりますが、カバー工法は約30年以上もつと言われております。
どんなに塗装を行っても、屋根の劣化を考えると最終的にはカバー工法をやらざるを得なくなります。
塗装はその都度、足場代や高圧洗浄代もかかる為、値段もその分上がりますが、
長持ちするカバー工法を1回することで施工回数を減らすことができます。
その為、早くにカバー工法を行うことでトータルコストを抑えることが可能となります。
④断熱性&遮音性の向上が期待できる
カバー工法は屋根を重ねるため、断熱性と遮音性の向上が期待できます。
これは、断熱材付きの屋根材を使用するためで、裏側に貼り付けられた断熱材が室内の熱の吸収を抑え、雨音も抑える効果があるのです。
⑤雨天での工事も可能
カバー工法は既存屋根の上から新しい屋根材をかぶせるため、屋根の内部がむき出しになるタイミングがありません。
そのため、梅雨など雨が多い時期でも雨の日を避ければ、晴れた日に工事を進めることができます。
⑥色のバリエーションが豊富
現在、各メーカーより様々な色味やデザインの屋根材が販売されております。
外壁や家の雰囲気に合わせて、屋根材をお選びいただけます。
カバー工法の注意点
ここまでメリットを紹介してきましたが、カバー工法には注意点もあります。
■既存の屋根が雨漏りしていたら施工出来ない
カバー工法は既存の屋根の上から新しい屋根材で覆うため、下の屋根材が既に悪くなって雨漏りしている際は対応出来かねる場合がございます。
ご検討いただいている場合は、既存の屋根の調査も行わせていただきますのでお気軽にご相談ください。
■時期によっては、着工までに時間がかかる場合がある
カバー工法に限らす、屋根リフォーム全般に言えることですが、台風などの強風被害により、特定のエリアで屋根の補修が集中した場合、
お見積りや工事着工までに時間を要してしまうおそれがあります。軽微な補修等で済む場合は、屋根塗装も合わせてご検討されることをおすすめしています。
台風などの自然災害に備えよう
これからの季節発生頻度が増える「台風」…。
台風で破損した屋根にブルーシートを貼って凌いでいる、という建物を目にしたことがある方も少なくないのではないでしょうか。
台風は同時にかつ広範囲に被害を与えるため、長い間業者が見つからず修理してもらえないという場合もございます。
築年数のあるお住まいの場合は、台風シーズンに入る前に屋根のリフォームが必要なのか確認しておくのも台風対策の1つです。
いかがでしたでしょうか。屋根は建物の中でも一番ダメージが起こりやすい一方、住まいにとっては無くてはならない重要な部位になります。
費用は安くないですが、屋根は25年~30年のタイミングで抜本的な工事が必要となるため、雨漏りのリスク回避という意味でも築年数が浅いうちにカバー工法をすることは決して無駄ではないと考えております。
雨漏りや破損を起こす前に、カバー工法で屋根のリフォームを検討してみませんか?一度工事をしてしまえば、雨の日にひやひやすることもなくなりますよ!
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